【初心者必見!】ウサギのトイレ環境を整える基本とコツ

準備

ウサギは非常に清潔好きな性格を持つ動物です。我が家で飼育してきた9羽のウサギたちも、ほとんどがトイレの習慣をすぐに覚えました。その中でも、ホーランドロップ種のウサギは特に環境への適応力が高く、トイレ選びが彼女らの快適さに直結しました。この経験から、ウサギに最適なトイレ環境を整えることが彼女らの健康維持に欠かせないと感じています。

ウサギのトイレと砂:快適な生活のための選択

トイレの種類

ウサギ用トイレには、様々な形状のものがあります。ウサギの性格やケージの広さに合わせて、最適なものを選びましょう。

三角形:三角形タイプのトイレは、ケージ内でスペースを有効活用できる点が魅力です。我が家では、初めて迎えたミニウサギ種の子ウサギにこのタイプを使用しました。小さな体にはぴったりで、隅っこに設置することで安心して排泄する様子が見られました。ただし、大型種には不向きであることも経験から学びました。成長したホーランドロップは四角形タイプへ変更したところ、お尻がはみ出す問題も解決しました

正方形:大きくなってきて、三角形でははみ出てしまう中型のウサギにちょうどいい大きさです。これもケージの隅に設置できます。

長方形:大きいウサギに適しています。ウサギも落ち着いてでき、外に排泄物がちらかりません。

これらどのタイプも、ケージの側面に固定できるようになっています。トイレの形状はウサギが入りやすく、かつ安定しているものを選びましょう。素材は、プラスチック製がほとんどです。掃除のしやすさや耐久性を考慮して選びましょう。

我が家の失敗

我が家には今、2代目のホーランドロップがいます。少し大きくなっていたのをお迎えしたので、初めから四角形のトイレを使いました。

はじめは何でトイレを覚えないんだろう、って思っていたのですが、実は見えないところでおしりがはみ出していたのでした。このウサギはちゃんとトイレを覚えて使っていたのです! それで今度はもっと大きい長四角形のトイレにしました。今ではしっかりトイレで排泄できています。

私みたいに失敗しないで、それぞれのウサギを観察して、その時の状態に合ったトイレを選んであげてください。

砂の種類

ウサギ用トイレ砂には、様々な素材のものがあります。それぞれの特徴を理解し、ウサギに合ったものを選びましょう。

製ペレット木製ペレットは吸水性と消臭性に優れており、我が家でも長年愛用している砂です。特に針葉樹由来の物は香りが強いため、一部のウサギには好まれない場合があります。しかし一度掃除中に粉塵が舞い上がり、それが原因でウサギがくしゃみをする場面を目撃しましいた。この経験から安全性や粉塵対策にも注意して選ぶことが重要だと感じています。
紙製ペレット再生紙で作られており、環境に優しいのが特徴です。吸水性・消臭性も比較的高いですが、木製ペレットに比べるとやや劣ります。おしっこをした場所は青く固まります。軽量で粉塵も少ないため、掃除がしやすいのが特徴です。紙の種類によって吸水性や消臭性が異なるため、比較検討して選びましょう。

トイレの砂は家庭ごみとして捨てます。しかし紙製ペレットの中には、人間のトイレに流せるものがあり、掃除が便利です。ただし牧草を流すことや、一度に多く流すと詰まることがあるので注意しましょう。

トイレと砂の選び方

ウサギの大きさや好みに合わせる:トイレはウサギより小さすぎないように、安定して排泄ができるもの。またウサギが嫌がらないものがいいでしょう。

安全性:砂はもしウサギが口にしても安全な天然素材を選びましょう。特に、子ウサギは砂を口に入れてしまうことがあるため、注意が必要です。

吸水性・消臭性:排泄物の臭いをしっかり吸収・消臭してくれるものを選びましょう。消臭効果の高い砂を選ぶことで、部屋の臭いを軽減できます。

掃除のしやすさ:毎日のお手入れがしやすいものを選びましょう。トイレの形で掃除が面倒になると、トイレが不衛生になり、ウサギの健康を害する可能性があります。

粉塵の少なさ:粉塵が少ないものを選び、ウサギの呼吸器を守りましょう。粉塵は、ウサギの目や鼻にも刺激を与えるので、アレルギーを起こさないような砂を選びましょう。

ウサギのトイレの場所と健康を守る掃除

設置場所:ケージの隅など、ウサギが落ち着いて排泄できる場所に設置しましょう。ウサギは、隅っこで排泄する習性があるため、コーナーに取り付けられるトイレがいいでしょう。

掃除:毎日の掃除は欠かせません。我が家では毎朝トイレ砂を交換し、その際に尿や便の状態も確認しています。一度、尿石が溜まったまま放置してしまったことで、トイレ底が白く固まってしまい、大掃除に苦労した経験があります。それ以来、週1回はクエン酸水溶液でしっかりと洗浄し、清潔な状態を保つよう心掛けています。この習慣のおかげで悪臭も防げるようになりました。

しつけ

ウサギのほとんどの子はトイレを覚えます。しかしトイレの場所を覚えるまでは、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうことがあります。また、ウサギによっては完璧に覚える子もいれば、覚えない子もいます。

しかし、決して叱らないようにしてくださいそもそもウサギは「してはいけない」を理解することができないので意味がありません。ウサギをただ怖がらせるだけになってしまいます。

ウサギがおしっこをした場所の臭いをトイレに移すことで、トイレの場所を覚えやすくなります。根気強く教えましょう。おおらかな気持ちで見守ってください。

ウサギを注意して見守りましょう

誤飲:ウサギが砂を誤飲しないよう、目の届く場所で使用しましょう。特に、子ウサギは誤飲しやすいので、注意が必要です。
アレルギー:ウサギが砂の素材にアレルギー反応を起こすことがあります。異常が見られた場合は、使用を中止しましょう。アレルギー反応の症状としては、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかぶれなどがあります。
トイレの砂のこまめな交換:トイレ砂はこまめに交換し、清潔な状態を保ちましょう。汚れたトイレは、ウサギの健康を害するだけでなく、悪臭の原因にもなります
おしり:おしりが排泄物でよごれていないか、注意しておきましょう。

まとめ

トイレの形は数種類ありますが、個々のウサギに合ったトイレを選び、ケージの隅に取り付けましょう。砂は食べてしまわないように気を付け、木製か紙製かはウサギに合ったもので、飼い主さんが掃除しやすいのがいいと思います。

ウサギはきれい好きな動物で、トイレの習慣も比較的覚えやすいのが特徴です。ウサギが快適な生活ができるようにしてあげ、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。

                                                                                                                                                

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