ハムスターを飼い始め、最初は最低限の道具だけでスタートしたのですが、飼育に慣れていくうちに、「もっとラクに・快適に」お世話ができる道具をいろいろと試すようになりました。
今回は、実際に使ってよかった「神アイテム」10選を、私の体験談とあわせてご紹介します。これからハムスターを飼い始める方にも、今まさに困っている飼い主さんにも、きっと役立つはずです!
1. 静音タイプの回し車
2. 給水ボトルホルダー付きスタンド
ななをお迎えしたときに、給水ボトルも一緒に用意しました。ペットショップで勧められたのは、よくあるケージの柵に取り付けるタイプのもので、これで十分と思って使い始めたんです。取り付けも簡単にでき、特に深く考えずに設置しました。
ところが、しばらくして気づいたのは、どうもボトルの角度が安定しないこと。毎朝ケージを覗くたびに、ボトルが微妙に斜めになっていたり、ちょっと位置がずれていました。
それだけならまだしも、ななが飲みにくそうに首を伸ばしたり、背伸びして頑張って飲もうとしている姿を見て反省。ちゃんと水が飲めているのか心配で、私の方が落ち着かなくなってしまいました。
そこで思い切って探し直してみたところ、評判のよさそうな「独立型のボトルスタンド」にたどり着きました。柵に取り付ける必要がなく、好きな場所に設置できるタイプです。
設置したその日からびっくり。位置ズレや水漏れといったトラブルが一切なく、ぐらつくこともありません。ななもすぐに慣れて、スッと近づいてきて、ゴクゴクと気持ちよさそうに水を飲んでくれました。
ボトルの取り外しや掃除もラクで、このボトルスタンドは、わが家のハムスターライフの中で、かなりの“ヒット商品”です。
3. 自動温湿度計
ななと暮らすようになって、温度と湿度の管理がいかに大切かを思い知りました。とくに真夏の猛暑や冬の底冷えする時期は、ちょっとした温度の変化が命取りになるので、「目視だけじゃ心配だな」と感じていました。
最初はホームセンターで購入したアナログの温湿度計を使っていたのですが、数字が見づらかったり、外出中の急な気温変化に対応できなかったりと、少しずつ不安が大きくなっていきました。
そんな時に見つけたのが、SwitchBot 温湿度計プラスでした。スマホと連動できる点に惹かれ、「これならななを安心してお留守番させられるかも」と思い、思い切って購入。さらに温度変化に応じてアラーム通知が届くように設定できる「SwitchBotアプリ」もあわせて使い始めました。
設置はとても簡単で、ななのケージのそばに立てかけるだけ。電池を入れてBluetoothでスマホと接続すれば、リアルタイムで部屋の温度と湿度がアプリに表示されるのには感動しました。アプリ画面もシンプルで見やすく、外出中でもスマホで「今の部屋の状態」がひと目でわかるのが何より安心です。
ある日、真夏の猛暑日に外出していたとき、アプリから通知が。「温度が30℃を超えました」とアラートが届き、すぐに近くに住む知人にエアコンの設定を変えてもらいました。
その時は知人に頼みましたが、近くの外出では「何かあったらすぐ駆けつけられる」という安心感があるだけで、外出中のストレスが激減しました。
旅行のときも、ななの様子が気になって落ち着かない…ということが以前はよくあったのですが、今ではSwitchBotアプリのアラート設定で、「もし異常があったらすぐに知らせるから、よろしくお願いします」と知人に頼んでおけばOK。
このSwitchBot 温湿度計プラスは、わが家のハムスターライフに欠かせない存在になっています。ハムスターは体が小さく、温度変化にとても敏感な動物。だからこそ、リアルタイムで状態が把握できる機器は命を守る大きな助けになります。
温度管理に不安を感じている方には、心からおすすめできる一品です!
4. 消臭砂&固まるトイレ砂
ななをお迎えしたばかりの頃、飼育用品をそろえるのに予想以上に出費がかさみ、「少しでも節約したい…」という思いから、トイレ砂には100円ショップの紙系のものを使っていました。手軽に手に入るし、軽くて扱いやすかったので、最初は「これで十分かも」と思っていたんです。
でも、実際に使い始めると少しずつ困ったことが出てきました。まず気になったのがニオイ。数日使っただけで、ケージの周囲にほのかにおしっこのにおいが漂ってくるようになり、「あれ?こんなに臭うものなの?」と驚きました。
さらに、紙砂は吸収力があまり高くないのか、トイレの下の床まで湿っていることも…。そのため、掃除の頻度も増え、ほぼ毎日のように全交換するはめになり、気づけば「節約」のつもりが逆に手間もコストもかかってしまっていました。
これはちょっと続けられないなと感じて、ペットショップで相談してみたところ、「固まるタイプの砂がおすすめですよ。消臭効果もありますし、お掃除も楽になりますよ」と教えてもらい、消臭・抗菌タイプの鉱物系固まる砂に切り替えてみることに。
これが大正解でした。なながトイレを使うたびに、砂がしっかりとおしっこを固めてくれて、汚れた部分だけをスコップでサッと取ればOK。取り残しも少なく、においもほとんど気になりません。
それに何より嬉しかったのが、掃除の負担が激減したこと。毎日の掃除は部分的なものだけで済み、全体の砂交換も週に1回で済むようになりました。
また、なな自身もいつの間にか決まった場所でおしっこをするようになり、トイレの場所を覚えてくれているのも助かっています。トイレ砂の変更によって、ななの快適さもアップしたように感じますし、こちらも安心して過ごせるようになりました。
今では、「ちょっと高くても、使いやすくて清潔に保てる砂の方が結果的にラク!」と実感しています。初期の頃に比べて、トイレ掃除がストレスじゃなくなったことで、ななとの暮らしがますます快適に。トイレ砂ひとつでこんなに違うんだなと、改めて実感しました。
5. ピルケース
毎日のごはんタイムは、ななとの小さなコミュニケーションの時間。最初の頃は、ペットショップで買ったペレットと乾燥野菜のミックスを袋のまま手で出して与えていました。
でもこれが意外と大変で…。袋から直接出そうとすると、手が粉っぽくなったり、フードが飛び出したりして、量も毎回バラバラ。特に忙しい朝は、「あれ?多すぎたかな?足りなかったかも」と不安になることもありました。
そんな時、ふと立ち寄った100円ショップで見つけたのが「ピルケース」。もしかしてこれ、ごはんの小分けにも使えるんじゃ…?と思い、試しに使ってみることにしました。
ななが1日に食べるペレットと乾燥野菜を、日曜日に1週間分をピルケースにセットします。エサを入れる時は、ピルケースからエサの容器に移すだけ。この方法が思った以上に便利で、朝のバタバタした時間でもあっという間に給餌完了!
また、留守中に家族にごはんを頼むときも、ピルケースを渡して「1日1つ分だけあげてね」と伝えるだけでOK。量のミスがなくなるので、お願いする側もされる側も安心です。
小さなアイテムですが、手間も不安もぐっと減らしてくれる“神アイテム”になっています。「もっと早く思いついていれば…!」と本気で思うくらい、今では欠かせない存在です。
6. ペットシーツ+防水マット
ななをお迎えして間もない頃、ケージの下に紙系の床材だけを敷いて使っていましたが、気づけば床に湿気がこもったり、おしっこや給水ボトルの水漏れで下が濡れてしまったり…。
掃除のたびに拭くのが本当に面倒で、「これは何か対策しないと」と悩んでいました。そこでたどり着いたのが、ペットシーツと防水マットのダブル使い。いろいろ試した中で、私が今落ち着いて使っているのは次の2つです。
6-1.防水マット:ニトリの「滑り止め付き防水シート(キッチンマット用)」
・表面がサラサラで拭き取りやすく、裏面に滑り止めがついていてズレにくい
・洗濯機で丸洗いOKなのもありがたい!
最初はペット用の防水マットも検討しましたが、価格が高めだったので、試しにニトリで見つけたこのキッチンマットタイプを使ってみたところ大正解。しっかり防水してくれるうえ、デザインもシンプルで部屋になじみます。
6-2.ペットシーツ:アイリスオーヤマ「薄型レギュラーサイズ」
・無香料でハムスターに負担がかからず、ニオイ戻りも少ない
・コスパがよく、まとめ買いもしやすいので毎日使っても気にならない
ハムスター用に作られたわけではないけれど、小動物のトイレの下やケージの底敷きにはちょうど良い大きさ。汚れたらサッと取り替えるだけで済むので、とても重宝しています。
この2つを組み合わせてからというもの、トイレの失敗や水漏れにもすぐ対応できるようになり、ケージ周りの掃除が一気にラクになりました。以前のように、床材が湿っていないか毎日チェックする手間もなくなり、気持ちにも余裕ができました。
7. 小動物用キャリーケース
病院に行くときや引っ越しのときに便利なのが、小型で通気性のいい小動物用キャリーケース。私は引っ越しの際にこれを使ったのですが、中に普段の床材や巣箱を入れておくと、環境の変化によるストレスも軽減できました。
今では掃除のときに一時的に避難させる「待機スペース」としても使っています。
8. ペット用ハサミ&グルーミングセット
ななと暮らし始めてしばらくすると、足裏やお尻の毛に細かい汚れや床材のかけらが絡まっていることに気づくようになりました。最初のうちはティッシュで優しく拭いてみたり、濡らしたコットンでちょんちょんと取ってみたりしていたのですが、うまく取れないし、ななは落ち着かない様子でプイッと逃げてしまう…。
ある日、足の毛の中にちいさな毛玉のようなものができてしまい、心配になって動物病院で相談したところ、

毛が汚れやすい子は、時々カットしてあげるといいですよ
とアドバイスを受けました。
それから使い始めたのが、小動物専用の丸い先端のハサミとグルーミングブラシのセット。人間用のハサミだと刃が鋭くて怖かったのですが、専用のものは先が丸くて肌を傷つけにくく、安全に使えるのが安心ポイントでした。
最初はななも少し警戒していましたが、タオルに包んでおだやかに抱っこしながら、1日数秒ずつ慣らすようにお手入れを続けていくと、少しずつ落ち着いてくれるように。嫌がるときは無理に続けず、「今日はここまでね」と切り上げるようにして、ななのペースに合わせていきました。
グルーミングブラシも、毛についた細かいゴミや抜け毛を取るのにとても便利で、掃除のついでに週1回サッと整えるだけで、毛並みがふわっときれいになります。
一度毛玉になってしまった部分は、ななも違和感があったのかしきりに気にしていて、取るときにも少し時間がかかりました。それ以来、「汚れる前に、こまめに整えるほうが絶対にラク!」と痛感。
今ではこのハサミとブラシのセットは、我が家のお世話グッズの中でも“必需品”です。
9. コーナー型の巣箱(隠れ家)
最初に買ったのはドーム型の巣箱。でも、ケージの中央に置くと場所を取るし、掃除も面倒でした。買い替えたコーナー型の木製巣箱は、壁にぴったりフィットして省スペース。取り外しも楽で、ハムスターの様子もちらっと覗ける構造。
何よりななが気に入って、自分から中に巣材を集めてリフォームしているのを見ると、買って良かったと実感します。
10. スマートプラグ付きタイマー
ななとの暮らしで、特に冬の寒さ対策にはいつも神経を使っていました。夜中の冷え込みや急な寒波で室温が下がると、ハムスターは体調を崩しやすいので「ちゃんと暖房が入っているか」が気がかりで、仕事中や外出先でもついスマホをチェックしてしまう日々でした。
そんな悩みを解決してくれたのが、スマートプラグ付きのタイマーコンセント「SwitchBotスマートプラグミニ」と、温湿度センサー「SwitchBot温湿度計プラス」の組み合わせです。
SwitchBotの専用アプリをスマホに入れて設定すると、エアコンや小型ヒーターの電源管理がスマホから遠隔でできるようになり、外出先でもリアルタイムで部屋の温度・湿度を確認できます。
私はアプリの通知機能も活用していて、「温度が設定した範囲外に下がったとき」や「湿度が急激に変化したとき」にプッシュ通知が届くように設定しています。これが本当に安心材料で、外出先でもすぐに異常に気づけるのが助かっています。
さらに、SwitchBotの温湿度計とスマートプラグを連携させることで、例えば「室温が18度を下回ったら自動的にヒーターの電源がONになる」という自動化も設定可能です。
私の場合はまだ自動化は使っていませんが、体調管理に慣れてきたら試してみたいなと思っています。
以前は「帰宅前にエアコンのスイッチを入れ忘れてしまったらどうしよう…」とヒヤヒヤしていましたが、このスマートプラグと温湿度計のおかげで、帰る前にスマホからポチッと操作して部屋を快適に整えられるので、本当に気持ちに余裕ができました。
こうしたガジェットを導入してからは、ななの健康管理が格段に楽になり、外出中の不安も激減。ハムスターの温度管理で悩んでいる方にはぜひおすすめしたいアイテムです。
11.まとめ:神アイテムが「ゆとり」と「安心」をくれる
ハムスターのお世話は、毎日コツコツの積み重ね。でも、ちょっと便利なアイテムを取り入れるだけで、お世話の手間やストレスがぐっと軽くなります。
私も最初は右も左もわからず、正直大変でした。でもこうした便利グッズに助けられて、「なな」との生活を余裕をもって楽しめるようになりました。
ぜひあなたも、自分とハムスターに合った“神アイテム”を見つけて、もっと快適な飼育ライフを送ってくださいね。
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