子どもと一緒にハムスターを飼うなら?注意点と喜びを体験談からお届け!

飼育の基本とお役立ち情報

「子どもに動物とふれあう経験をさせてあげたい」「でも、犬や猫を飼うにはまだ不安がある…」そんなとき、わが家が選んだのが“ハムスター”でした。

きっかけは、当時小学3年生だった息子の「ハムスターって飼えるのかな?」という一言。動物図鑑で見かけてからというもの、毎日のように「お世話したいな」と話すようになり、ついに家族で迎えることを決意しました。

初めてのペットとの暮らしは、正直不安もたくさんありました。でも実際に飼ってみると、親子ともに得られる学びや喜びは想像以上。今回は、そんな私たちの体験をもとに、「子どもと一緒にハムスターを飼うときに知っておきたい注意点」と「嬉しかったこと」をたっぷりご紹介します。

1. ハムスターは子どもにとって良いペット?

結論から言うと、適切な準備とサポートがあれば、子どもにとって素晴らしいペットになります

我が家がハムスターを迎えたのは、息子が動物図鑑を眺めながら「自分もお世話してみたい」と目を輝かせたのがきっかけでした。実際に飼ってみて感じたのは、ハムスターが想像以上に繊細で、親のサポートが欠かせない存在だということ。最初は不安もありましたが、「家族みんなで命を育てる」という意識が、息子だけでなく私たち親にも新しい気づきを与えてくれました。

2. わが家の経験から学んだ注意点5つ

① 最初は「見守るだけ」からスタート

初日はケージをそっと眺めるだけ、数日後には小さく話しかけてみる。その繰り返しで少しずつ距離が縮まっていきました。

お迎え初日、息子は「早く撫でたい!」とワクワクしていましたが、ケージの隅で固まるハムスターを見て「なんで触っちゃダメの?」と不満そう。そこで、「ハムハムも新しいおうちに緊張しているんだよ」と伝え、まず優しく名前を呼ぶことから始めました。

息子は毎日そっと声をかけ、時には「今日はちょっとだけ近づいてみようかなと工夫しながら少しずつ距離を縮めていきました。この”待つ時間”が息子にとって大切な学びに」なったと思います。

②「落とす危険」は徹底的に避ける

ハムスターの骨は本当に驚くほど細くて、少しの衝撃でもケガにつながるほど繊細です。

一度、息子が「ちょっとだけ触ってみたい!」と手を伸ばしかけたことがあり、私はとっさに「待って!」と声をかけました。ハムスターは本当に小さくて、もし落としたら大けがにつながることを、図鑑やネットの写真を見せながら説明。

触るときは必ず床に座って、膝の上にタオルを敷こう」とルールと決め、息子も納得。今では「ここがハムハムの特等席だよ」と、息子が自分で準備するようになり、家族みんなが安心して触れ合えるようになりました。

③ 昼間は寝ていることを理解しよう

ハムスターは夜行性なので、日中はほとんど巣箱の中でぐっすり。

「なんで昼間はずっと寝てるの?」と最初は不満そうだった息子。でも、夜なるとハムハムが元気に動き出す様子を見て、「夜行性なんだね!」と納得。

息子は自分でハムハム観察ノートをつくり、「今日は何時に起きた」「回し車に何回乗った」など細かく記録するのが日課になりました。眠っている昼間はそっとしておき、夜の静かな時間に親子で観察するのが、我が家の新しい楽しみになりました。

④ お世話の「習慣化」が大切

エサやりや水替えは、最初は私が一緒に確認しながら進めていましたが次第に息子が「今日はペレットを少し減らしてみる」と自分で判断するように。ケージ掃除も「僕がトイレ担当する!」と積極的に参加。掃除の度に「ここにひまわりの種を隠してる!」と新しい発見を楽しむ息子の姿に、ただの家事ではなく”生き物と向き合う時間”になっていることを実感しました。

⑤ “命の終わり”についても伝える

ハムハムが旅立った日、息子はしばらく鳴き続けました。それでも「最後までお世話できた」「ありがとうって言えた」と、息子なりに命の大切さを受け止めていた様子。

普段から「命には終わりがある」と話してきたことで、息子も少しずつ気持ちの整理ができたようです。この経験は、家族にとっても忘れられない大切な思い出になりました。

3. 子どもと一緒に飼う “よかったこと”

①観察力が身につく

息子は「今日はハムハムが回し車に乗る回数が少なかった」とか、「昨日より毛並みがふわふわしてる」など、小さな変化を見逃さなくなりました。観察する力がぐんと伸びたのを、日々の会話の中で実感しています。

②親子の会話が増えた

「昨日の夜ハムハムがトンネルを何度もくぐってたよ!」と、息子が嬉しそうに報告してくれるようになり、家族でハムスターの話題で盛り上がることが増えました。テレビやスマホよりも、ずっと温かい会話が増えたのが何よりの変化です。

③思いやりと責任感が育つ

「ハムハムは今どんな気持ちかなな?」と息子が考えるようになり、エサの種類や寝床の場所にも気を配るように。お世話を通じて、思いやりや責任感が自然と育っていくのを間近で感じました。

4. 子どもと一緒に飼いやすいハムスターの種類

我が家ではジャンガリアンハムスターを選びましたが、初めての方にはゴールデンバムスターもおすすめです。実際にペットショップで何度も触れ合い、息子が「この子がいい!」と決めたのがジャンガリアンでした。

小さいけれど元気いっぱいで、観察する楽しみがたくさん。ゴールデンハムスターは体が大きめで穏やかな性格なので、小さなお子さんにも向いていると思います。家族みんなで「どの子にする?」と話あう時間も、思い出の一つになりました。

5. まとめ:“命と向き合う時間”が家族を成長させてくれた

ハムスターとの毎日は、小さな命と向き合うことで家族みんなが成長できる貴重な時間でした。息子の成長だけでなく、私自身も「命を大切にする気持ち」を改めて実感。

もし「子供に動物との暮らしを体験させたい」と考えている方がいたら、ぜひ家族みんなでハムスターを迎えてみてほしいです。我が家のように、きっとたくさんの発見と笑顔が生まれるはずです。

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