ふわふわたてがみと垂れ耳が愛らしいうさぎ!ライオンロップの魅力に迫る

ウサギの種類

ライオンのたてがみのような飾り毛と、垂れ耳が特徴的なライオンロップ。その可愛らしい見た目と穏やかな性格から、近年、ペットとして人気が急上昇しています。

今回は、ライオンロップの魅力、飼育のポイント、注意点などを、我が家の体験と共に詳しく解説します。

1.ライオンロップの最大の特徴

①ふわふわのたてがみ(体験談)
うちの「もこ」を初めて迎えたとき、一番目を引いたのが、首まわりにふわっと広がる飾り毛でした。まるで小さなライオンみたいで、「ライオンロップって本当に名前の通りだなぁ」と思ったのを覚えています。

まだ子ウサギだった頃はそれほど目立ちませんでしたが、成長するにつれて毛がどんどん長くなり、ゴージャスな雰囲気に。なでると本当に柔らかくて、ふわふわと手のひらに馴染む感じがたまらなく気持ちいいんです。

「もこ」を抱っこしていると、つい何度もたてがみに手を伸ばしてしまいます。この飾り毛が、「もこ」の魅力をいっそう引き立てていると感じます。

②垂れた耳(体験談)
「もこ」には、ホーランドロップ譲りの長く垂れた耳があります。最初のうちは片方だけがピンと立っていたのですが、生後数カ月で両耳がすとんと垂れました。それ以来、まるで甘えん坊のぬいぐるみのような雰囲気に。

まっすぐ立った耳のウサギも可愛いですが、垂れ耳には独特の優しさと柔らかさがあります。「もこ」が少し首をかしげたときに、耳がふわっと揺れる様子は本当にたまらない愛らしさで、家族みんながつい笑顔になってしまいます。

③丸い体型(体験談)
そして何より、もこのコロンとした丸い体型もチャームポイントです。短い手足に、ぽてっとしたお腹…。まるで動くぬいぐるみのようで、見ているだけで癒されます。

特にリラックスして床にぺたんと寝そべっているときは、まんまるの背中がたまらなく可愛くて、思わず写真を撮りたくなってしまいます。食べすぎないように気をつけつつ、健康的なまるっこさを保ってもらえるよう、日々気を配っています。

2.性格:個体差も楽しみのひとつ

ライオンロップは穏やかで人懐っこいと言われていますが、実際には個体差があります。我が家では2羽のライオンロップを飼っていますが、それぞれ性格がまったく異なります。

1羽目は好奇心旺盛で部屋中を元気に探索するタイプですが、もう1羽は非常に慎重派。特に迎え入れたばかりの頃は警戒心が強く、人との距離をしっかり保っていました。

それでも毎日声をかけたり、おやつを手から渡したりと、少しずつ信頼関係を築くよう心がけてきました。その結果、今では膝の上に乗って甘えてくれるように。そうした変化を感じるたびに、ウサギとの暮らしの奥深さと喜びを実感します。

おもしろいことに、この慎重な子も、他のウサギにはとても優しく、身体を寄せ合って寝たり、顔や身体をぺろぺろ舐めたりと、仲良しな様子を見せてくれます。2羽のライオンロップはどちらも他の子との相性が良く、ウサギ同士の信頼関係には驚かされることが多いです。

ただ、2羽とも少し月齢が進んでから我が家にお迎えしたこともあり、「もっと小さいうちから一緒に過ごせていたら、さらに深い絆を築けたかもしれない」と感じることもあります。

それでも、今こうして信頼してくれる姿を見ていると、時間をかけて育まれる関係の大切さを改めて思い知らされます。

3.ライオンロップの飼育のポイント

3-1.温度管理:我が家の場合

ウサギの夏の温度管理(体験談)

初めのうちは日中の室温を26~27℃に設定していましたが、それでも「もこ」が少しぐったりしているように見えたことがあり、「これはまずいかも」と感じてすぐに設定温度を24~25℃に下げました。それ以来、部屋で気持ちよさそうに寝そべっている姿を見て、やっと安心できるようになりました。

また、停電やエアコンの不調時に備えて、ひんやりマットやアルミプレートもいくつか用意しました。最初は警戒して使ってくれなかったけど、ある日突然その上でぺったり寝そべっているのを見て、思わず「やっと使ってくれた!」と小さくガッツポーズ(笑)。

さらに気をつけているのが、ケージの位置です。日が差し込む窓際は避けて、直射日光が当たらず風通しの良い場所に移動。窓には遮光カーテンをつけて、室温の上昇を防いでいます。

ウサギの冬の温度管理(体験談)

我が家では冬の室温をだいたい18〜22℃を目安にしていますが、朝晩の冷え込みが強い日は23℃くらいまで上げることもあります。ただし暖めすぎると今度は乾燥しすぎてしまうので、加湿器も必須アイテム。特に乾燥すると鼻がカピカピになってしまったことがあり、それ以来、湿度も常にチェックするようにしています。

ある年、大寒波の日に窓際に置いていたケージ内温度が急激に下がり、一時的に「もこ」が食欲不振になったことがあります。それ以来、窓から離れた場所に移動し、小型ヒータ―と毛布で保温するようになりました。この経験から学んだことは、「環境の変化には早めに対応すること」です。 

3-2.食事について:個体ごとの好みも考慮

ライオンロップの「もこ」と暮らし始めて、最初に悩んだのが食事でした。本やネットでは「牧草が主食、ペレットは補助」とよくありますが、実際には好みに個体差が大きく、「もこ」には柔らかい二番刈りの牧草が合っていました。

ペレットも何種類か試し、ようやく食いつきのよいものに落ち着きました。おやつは乾燥ニンジンやりんごが好きですが、偏食や体調の乱れが気になるため、ごほうびとして少量だけ。

日によって食べ方が変わることもあり、それが体調チェックのヒントになることも。食事管理は健康管理の第一歩だと日々感じています。

3-3.ブラッシング

ライオンロップはその名の通り、顔まわりや胸元にふわふわの長い毛が特徴のウサギです。うちの「もこ」も例外ではなく、特に首元の毛がふんわりと広がっていて、まるで小さなライオンのたてがみのようです。

でも、この毛並みの美しさを保つには、定期的なブラッシングが欠かせません。最初の頃は、「もこ」がブラシを嫌がって逃げてしまい、正直ちょっと困りました。特に換毛期になると毛がごっそり抜けるのに、ブラッシングさせてくれないというジレンマ…。

それでも毎日少しずつ、「優しくなでるついでにブラシを当ててみる」といった感じで慣らしていくと、だんだん警戒しなくなりました。今では、抱っこして膝の上にのせると、「もこ」も観念したようにじっとしてくれます。

ブラシは毛を引っ張らない柔らかめのものを選び、特に毛玉ができやすい首まわりとお尻の下は念入りに。終わったあとは「がんばったね」と声をかけて、必ずご褒美の乾燥ニンジンをひとかけ。

ブラッシングはただ毛を整えるだけじゃなく、スキンシップの時間にもなっています。毎回「今日も変わりないね」と毛や肌の状態をチェックするいい機会にもなっていて、健康管理の一環としてもとても大事だなと実感しています。

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3-4.爪切り:体験談

「もこ」は爪の伸びが早く、月1回の爪切りが欠かせません。以前サボってしまったとき、部屋んぽ中にカーペットで爪を折ってしまい、焦った経験があります。それ以来、爪切りの重要性を痛感しました。

ただ、もこは爪切りが大の苦手。最近は少しでも慣れてもらおうと、優しく声をかけたり、タオルで包んで落ち着かせてから行うようにしています。終わったあとは必ずごほうびのおやつをあげて、「がんばったね」とたっぷり褒めています。

どうしても暴れてできない日は無理せず、動物病院で獣医さんにお願いしています。

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3-5.運動:部屋んぽタイムのお楽しみ

毎日の「部屋んぽ」はライオンロップとの大切な時間です。我が家では夕方になるとケージから出して、リビング全体で自由に遊ばせています。一度だけコード類のカバーを忘れてしまい、大切なスマホ充電器をかじられてしまったことがありました。
どのウサギも好奇心は旺盛で、部屋の中のものをいろいろとかじってしまうことがよくあります。

コードや怪我をするようなものは片付け、部屋の中を安全に運動できる環境にしましょう。電気コードなどはそこに行けないようにするか、カバーをつけていたずら対策をしましょう。

また家具や壁を嚙むことがあります。ウサギが嫌いなニオイが出るスプレーもありますよ。 

3-6.定期的な健康チェック

定期的に動物病院で健康チェックしてもらうと安心です。ウサギは体調不良を見せない動物なので、毎日よく観察し、少しでもいつもと違うと思ったら、獣医さんに相談しましょう。

ペットクリニックはウサギを飼う前に探しておきましょう。ウサギを診てくれる病院は少ないです。

4.寿命:長く一緒にいるために

ライオンロップの平均寿命は5~10年と言われています。我が家では現在5歳になる子がおり、人間で言えば中年期です。この子には先天性の心臓疾患がありますが、大好きなおやつ(りんご)に薬を隠して与えることで治療もスムーズです。

一緒に過ごす時間を大切にしながら、一日でも長く健康でいてほしいと願っています。適切な飼育環境を整え、愛情を持って接することで、より長く一緒に過ごせます。

5.まとめ

ライオンロップは、ふわふわのたてがみと垂れ耳が愛らしい見た目と、穏やかな性格で、多くの人々を魅了しています。ウサギにとって適切な飼育環境のもと、愛情を持って飼育することで、ライオンロップとの生活は、癒しと喜びを与えてくれる素敵な毎日となるはずです。

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