【完全保存版】ハムスターの種類別性格ガイド:理想のペット選びに失敗しない方法

ハムスターの種類と性格

ハムスターは、小さくて愛らしい姿だけでなく、その性格にも大きな魅力があります。しかし、いざ飼い始めてみると「思っていたのと違う…」「懐いてくれない…」という悩みを抱える人も少なくありません。その原因の多くは、“性格と飼い主との相性”です。

この記事では、ハムスターの主な種類とそれぞれの性格をわかりやすく紹介しながら、性格に合わせた選び方や注意点について、実際の体験談も交えてお届けします。初めてハムスターを飼う方も、2匹目以降を検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。

1.ハムスターの種類によって性格はこんなに違う!

ハムスターといっても種類はさまざま。代表的な種類ごとに、性格や特徴をまとめました。

1-1. ゴールデンハムスター:おっとりマイペース

我が家で初めてハムスターを飼ったときに選んだのがゴールデンハムスターの「なな」でした。ペットショップで見かけたとき、可愛い目と、ゆっくり動いていた姿に惹かれました。

体の大きさは約18〜20cmほどあり、ハムスターの中では中型です。そのため手のひらにしっかり収まり、扱いやすいサイズ感です。

家に迎えた初日は、ケージの隅でじっとしていて、声をかけても反応が薄く、とても緊張している様子でした。無理に触るのはよくないと思い、その日はそっとしておきました。

3日目からは、ななが安心できるように、まずは私の声に慣れてもらおうと、毎日ケージの近くで「おはよう」「ごはんだよ」と優しく話しかけることから始めました。

次に、小さなヒマワリの種を手に持ち、扉越しに差し出してみました。初めは警戒して近寄りませんでしたが、数日後にはクンクンと匂いを嗅ぎながら受け取ってくれるようになったのが嬉しかったです。

それからは、毎日のように少しずつ距離を縮めていきました。ごはんの時間や掃除のときに軽く話しかけたり、名前を呼んだりしているうちに、ななは私の存在を覚えたようで、姿を見せると巣から出てきてくれるようになりました。

1ヶ月ほど経ったころには、自分から手のひらに乗ってきて、おやつを受け取るようにまでなりました。その姿はとても愛らしく、触れ合いの時間が一日の癒しになったことを覚えています。

性格はおっとりしていて落ち着きがあり、私たち家族に対しても比較的穏やかな印象を与えてくれました。ゴールデンハムスターは、人との信頼関係を築きやすい種類です。ななのように最初は慎重でも、根気よく優しく接すれば、徐々に心を開いてくれる可能性が高いです。

触れ合いたい、名前を呼んで反応してくれるような関係を築きたい方には、まさに理想的なパートナーになるでしょう。

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1-2. ジャンガリアンハムスター:好奇心旺盛で活発、でも繊細

我が家で以前飼っていたジャンガリアンの「ハムハム」は体が小さく、成長してもわずか7〜10cmほどのサイズでした。その愛らしい姿からも分かるように、小型で場所を取らないため、限られたスペースでも飼いやすいのが特徴です。

性格は活発で、好奇心旺盛なタイプの子でした。しかし実は個体差も大きく、中には神経質で臆病な子もいます。そのため、接し方にはちょっとした気配りが必要です

ハムハムは夜になるとケージ内を縦横無尽に走り回っていました。回し車を勢いよく回しながら、まるで「見て見て!」と言わんばかりにこちらをチラッと見る仕草が本当に可愛らしかったです。

ただ、手に乗せようとすると、ぴょんと飛び降りて逃げてしまうことも多く、人間との距離はしっかり保ちたいタイプのようでした。最初の頃は少し寂しくも感じましたが、無理に触ろうとはせず、おやつを通じて少しずつ信頼関係を築いていくうちに、警戒心も和らいできました。

例えば、ヒマワリの種を手のひらに置いてみると、ハムハムは慎重に近づいてきて、そっと手のひらの上に乗って種をくわえていくようになったのです。直接なでたりはできませんでしたが、その小さな変化がとても嬉しくて、毎晩ハムハムを観察するのが癒しの時間になっていました。

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1-3. ロボロフスキーハムスター:超小型&超マイペース

私の知人が飼っていたロボロフスキーの「チロ」は、ハムスターの中でも特に小さく、成体でもわずか4〜6cmほどしかありません。その超小型の体と丸くて愛らしい見た目に惹かれて飼い始める人も多いのですが、実際の飼育では少し注意が必要です。

というのも、ロボロフスキーは非常に臆病な性格で、人間の手に触れられることをあまり好みません。懐きにくく、無理に触ろうとするとすぐに素早く逃げてしまいます。

チロもまた、普段から巣箱の中でひっそりと過ごしていて、人の気配を感じるとすぐに身を隠してしまうほど神経質な性格でした。ケージの掃除をする時も、ちょっとした物音や振動に敏感に反応していました。

手でそっとすくおうとしてもすばやく走って逃げてしまうので、なかなか捕まえることができなかったそうです。もちろん、手に乗るようなこともほとんどなかったそうですが、それでもチロの可愛さは格別だったと話してくれました。

特に夜になると、回し車を全力でくるくると回し続ける姿がとても可愛くて、見ているだけで自然と笑顔になれたそうです。その小さな足で一生懸命に走る姿や、ぴょこぴょこと移動する様子を静かに見守る時間が、彼女にとって一日の癒しだったと言います。

そのため、「手の上でなでたり抱っこしたい」というタイプのハムスターではなく、主に「見て楽しむ観賞用」として向いている種類です。

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1-4. キンクマハムスター:ゴールデンの突然変異、性格もマイルド

私の友人は、以前キンクマハムスターの「くるみ」を飼っていました。キンクマは、体の大きさが中型で、ゴールデンハムスターとほぼ同じくらいのサイズです。くるみはふっくらとした丸みのある体に、やさしい表情をした顔立ちが特徴で、見た目にもどこか癒しの雰囲気を持っています。

性格はとてもおっとりしていて、全体的に穏やか。ゴールデンハムスターも比較的おとなしい性格で知られていますが、キンクマはそれ以上に落ち着いている個体も多く、人と穏やかな時間を共有することができます。

夜になると友人の手のひらの上にちょこんと乗って、ときには手の中でうとうととまどろむ姿を見せてくれ、その様子が本当に愛おしくてたまらなかったと話していました。攻撃的な一面はほとんどなく、スキンシップを通じて信頼関係を築きやすい種類です。

友人は、毎晩の「くるみタイム」をとても大切にしていて、帰宅後の疲れを癒してくれる何よりの存在だったそうです。触れ合う時間が増えるにつれて、くるみも警戒心を解いていき、自分から寄ってきたり、頬をこすりつけるようなしぐさを見せてくれるようになったとか。まるで小さな家族の一員のような存在だったと言います。

のんびりとした性格の動物が好きな人や、ただ眺めるだけでなく、毎日少しの時間でもいいから一緒に過ごして心を通わせたいと思っている人にとって、キンクマはとても良いパートナーになってくれるでしょう。

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2.性格で選ぶ!あなたに合うハムスターはどれ?

触れ合いたい・手乗りさせたいなら、おっとりしていて慣れやすく、日々のコミュニケーションも取りやすい、ゴールデンorキンクマハムスターがいいでしょう。
動き回る姿をながめたいのなら、ジャンガリアンorロボロフスキーハムスターがいいでしょう。ただし無理に触ろうとしないのがコツ。
子どもと一緒に飼いたいのなら、ゴールデン(特に慣れた個体)が噛みにくく落ち着いているため、安心してお世話を任せられます。

 

3.【体験談】性格を知らずに失敗した話

筆者の知人で、「子どもが触りたいから」という理由でロボロフスキーを選んだ方がいました。見た目の可愛さに惹かれて購入したものの、触れ合えないどころか、手を入れるたびに走って逃げられてしまい、子どもはすぐに興味をなくしてしまいました。

結果的に、親が責任を持って飼い続けましたが、「性格を知らずに見た目だけで選ぶのは危険だな」と感じたそうです。

4.ハムスターの性格を見極めるためにできること

同じ種類でも個体差があります。購入前にペットショップで動き方や反応を見て、落ち着いているか確認しましょう。
ショップスタッフは日々接しているので、性格の傾向を把握していることが多いです。店員さんに「懐きやすい個体はどれですか?」と聞いてみましょう。
大人のハムスターであれば性格がある程度わかっている場合もあるので、可能であれば保護団体からの譲渡も視野にいれてみましょう。

5.まとめ:性格を知っていれば、失敗は防げる

ハムスターは種類によって大きく性格が異なります。
「手乗りしてほしい」「見て癒されたい」「子どもと触れ合いたい」など、あなたの希望に合わせて、ぴったりの性格を持つ種類を選ぶことがとても大切です。

私も初めはジャンガリアンの「ハムハム」を手乗りにしたいと思っていました。しかしハムハムの性格を考えると、無理に触れ合おうとして寂しい思いをするより、その可愛い動きを観察するのが幸せだと感じました。

見た目の可愛さだけで選んでしまうと、思い描いていたペットライフとのギャップにがっかりしてしまうことも。ぜひ、この記事を参考に、性格も重視してハムスターを迎えてあげてください。

あなたとハムスターの素敵な毎日が始まることを願っています。

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